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キャンプ道具を揃える前に、まず決めておきたいのが「キャンプスタイル」。結論から言うと、基本の装備(テント・寝袋・マット・ランタン・テーブル・チェア)はどのスタイルでも共通で、変わるのは「サイズと量」です。ソロなら「1人で運べるコンパクトさ」、ファミリーなら「人数分の量と余裕のあるサイズ」が選定基準になります。
この記事では、ソロ/デュオ・カップル/ファミリー/グループの4スタイル別に、装備選びの考え方と具体的な数字の目安を解説します。基本の道具の揃え方はキャンプギア、道具の揃え方を先に読んでおくと理解しやすくなります。

あかり
キャンプ道具って種類が多すぎて、何から揃えればいいのか全然分かりません!
しんたろー
まずはテントや寝袋など基本の6点に絞るのが一番だよ。どのスタイルでも共通なのはこの道具たちだからね。
ダオン
じゃあ人数が変わっても、買う道具の種類はそのまま一緒ってことかな?
しんたろー
その通り。変わるのは人数に応じた「サイズと量」だけだから、まずは基本を揃えてから調整するのが一番失敗しにくいんだよ。
まず結論:装備はどのスタイルも共通、変わるのは「サイズと量」
先に結論をまとめます。スタイル選びで迷ったら、次の3つだけ押さえてください。4つのスタイルは、こんな過ごし方の違いです。
| 見た目 | スタイル | 装備選びの軸 | テントの目安 |
|---|---|---|---|
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ソロ | 1人で運べるコンパクトさ | 1〜2人用ドーム |
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デュオ・カップル | 「共用」と「個人用×2」を分ける | 2〜3人用ドーム |
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ファミリー | 人数分の量と余裕のサイズ | 4〜5人用/2ルーム |
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グループ | 個人装備+共用装備の2分割 | 各自テント+大型タープ |
- 基本の装備6点はどのスタイルでも共通 …… 変わるのは「サイズと量」だけ
- ソロは軽さ、ファミリーは快適さが軸 …… 同じテントでも選ぶ基準が逆になる
- 迷ったら、まずオートキャンプ場前提で選ぶ …… 車が横付けできれば重さの失敗が事故にならない
スタイルは「人数」と「高さ」の2軸で決まる

キャンプスタイルの分け方はいろいろありますが、実用上は次の2軸で考えれば十分です。
- 人数軸 …… ソロ/デュオ・カップル/ファミリー/グループ。持ち物の「量とサイズ」が決まる
- 高さ軸(サイトスタイル) …… ハイスタイル/ロースタイル/お座敷スタイル。テーブル・チェアの「高さ」が決まる
高さ軸の目安は、ハイスタイルがテーブル高70cm前後+座面40cm前後(自宅のダイニング相当で立ち座りが楽)、ロースタイルがテーブル高40cm前後+座面25〜30cm前後(焚き火との相性が良く自然との一体感がある)。チェアを使わずラグに座る「お座敷スタイル」は、ロースタイルをさらに徹底した形で、小さな子どもがいる家庭に人気です。
補足として「移動手段」(車で行くオートキャンプか、バイク・自転車・徒歩か)も装備の重量制限に直結しますが、これは各スタイルの中で解説します。
ソロキャンプの装備:軸は「1人で運べるか」
ダオン
人数で道具が変わるのは分かったけど、テーブルの高さが違うのは何でなの?
しんたろー
それは「高さ軸」といって、過ごし方の好みが分かれるからだよ。ハイスタイルは自宅のダイニングに近い感覚なんだよ。
あかり
地面に近いロースタイルだと、やっぱり荷物のサイズも小さくなるんでしょうか?
しんたろー
その通り。ロースタイルなら椅子やテーブルの脚が短い分、収納時のコンパクトさが段違いになるんだよ。

全ての荷物を1人で運び、1人で設営・撤収するのがソロキャンプ。装備選びの軸は徹底して「コンパクト・軽量」です。
- 車で行くオートソロ …… 重量制限は実質なし。快適装備を積み込める、いちばん始めやすい形
- 徒歩・電車キャンプ …… バックパック1つ、総重量10kg以内が目安
- バイクツーリング …… 実用目安15〜20kg(法規上の上限は原付30kg・普通二輪以上60kg)。シートバッグは50L以上、テントは収納60cm以内・3〜4kg以下が積みやすい
テントは1〜2人用の前室付きドーム型が定番。慣れてくると、タープと寝袋だけで寝る「タープ泊」やハンモック泊といった身軽な派生スタイルもありますが、雨・虫・寒さへの対応力が求められるので、まずはテント泊から始めましょう。

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デュオ・カップルキャンプの装備:「共用」と「個人用×2」を分ける

2人キャンプの失敗で多いのが「ソロ用装備を2人で使い回すこと」。ソロ用テントに2人で寝る、1人用クッカーで2人分作る、はどちらも快適性が大きく下がります。かといって何でも2つ買う必要はなく、次のように分けるのがコツです。
- 共用でいいもの(2人サイズを1つ) …… テント、タープ、クッカー(2L程度)、ウォータータンク(4L程度)、ランタン(メイン)
- 1人1つ必要なもの …… チェア、マグ、食器、マット、(好みが分かれるなら)寝袋
テントは2〜3人用(インナー幅150cm以上)が目安。マット幅50cm×2人分+荷物置き場を考えると、これより狭いと窮屈です。荷物を2人で分担できるのはデュオの強みで、均等に分ける必要はなく、体力に合わせて大小のバッグに振り分ければOK。ソロでは持てない少し大きめの快適装備(ゆったりしたチェアなど)を持ち込めるのもデュオならではです。

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ファミリーキャンプの装備:2ルームテントが定番の理由
あかり
ソロキャンプなら、とにかく軽くて小さいものを選べば正解ですか?
しんたろー
「1人で運べるか」を最優先にするのが一番だよ。持ち運びの負担を減らすことが、ソロを楽しむ一番のコツなんだよ。
ダオン
でも小さすぎると、中で座ったり寝たりする時に窮屈にならないかな?
しんたろー
だからこそ1〜2人用のドームテントを選んで、自分の荷物を置くスペースを確保するのが一番安心だよ。

家族キャンプの装備選びで最優先すべきは「快適さと安全マージン」。テントはリビングと寝室が一体になった2ルームテントが定番です。理由は3つあります。
- タープが不要になり、設営が1回で済む(テント+タープの2回設営は初心者ファミリーには重労働)
- リビングから寝室に目が届くので、小さな子どものお昼寝を見守りながら大人はくつろげる
- 足元まで囲われていて悪天候・寒さに強い(屋根だけのタープと違い、雨風の吹き込みが少ない)
サイズは「使用人数+1〜2人」表記が鉄則(4人家族なら5〜6人用、インナー幅300cm前後)。テーブルは幅120cm以上、着替えは宿泊数+1セット(子どもは1日あたり1〜2セット多め)が目安です。乳幼児連れなら、おむつ・おしりふき・保険証・母子手帳・常備薬を忘れずに。子どもの椅子からの転落が心配な時期は、ローチェアかお座敷スタイルにすると安心です。

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グループキャンプの装備:「個人用」と「共用」の2分割リスト
ダオン
カップルでキャンプする時は、道具を全部2つずつ用意するの?
しんたろー
基本はテントやテーブルなどの共用と、寝袋のような個人用を分けるのが鉄則だよ。
あかり
それなら、全部を個人で揃えるより荷物が少しは減らせそうですね!
しんたろー
そうなんだ。共用部分はゆったりしたサイズを選べば、2人でも快適なリビング空間が作れるんだよ。

友人同士や複数家族で行くグループキャンプには、大きく2つの形があります。
- 家族・ペア単位の混成型 …… テントは家族ごとに張り、中央の大型タープ下に共用リビングを作る
- ソログルキャン型 …… 各自がソロ装備一式を持ち寄り、テントは別々・焚き火や食事だけ一緒に楽しむ
どちらの場合も、持ち物リストを「個人用(寝具・着替え・チェア)」と「共用(タープ・テーブル・調理器具・メイン照明)」に分けて計画するのが鉄則。特にコンロ・タープ・テーブルなどの大物は「誰が持ってくるか」を出発の3日前までに確認しておくと、「バーナーが3台かぶって1台も網がない」といった事故を防げます。料理は昼・夜・朝の担当制に、クーラーボックスは開閉頻度の高い「飲み物用」と「食材用」の2つに分けると保冷が長持ちします。

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どのスタイルでも、初心者はオートキャンプ場から

スタイルが何であれ、初心者の最初の数回は「車を横付けできるオートキャンプ場」+「設備の充実した高規格キャンプ場」を選ぶのが定石です。理由は業界でほぼ共通見解になっています。
- テントの横に駐車でき、荷物運びがゼロに近い
- 水洗トイレ・炊事場・売店・シャワーが揃っていて困らない
- 管理人・スタッフ常駐なので、設営に困ったら相談できる
- レンタルが充実していて、道具が揃いきっていなくても行ける
- 急な悪天候や体調不良のとき、車が避難場所になる
場所は自宅から2時間以内が目安。慣れるまでは「設営に時間がかかって到着が遅れる」ことを織り込んでおきましょう。
よくある質問
Q. ソロキャンプは何から始めればいい?
いきなり道具を買い揃えず、レンタルやデイキャンプで一度体験してから段階的に購入するのがおすすめです。場所は管理人常駐で設備の整ったキャンプ場を選びましょう。装備選びの軸はソロキャンプの装備で解説しています。
Q. ファミリーテントは何人用を買えばいい?
「使用人数+1〜2人」の表記サイズが鉄則です。メーカーの表記人数は最大収容人数で、荷物や着替えの置き場を考慮していないためです。4人家族なら5〜6人用が目安です。詳しくはファミリーキャンプの装備をご覧ください。
Q. バイクにはどれくらい装備を積める?
法律上の上限は原付30kg・普通二輪以上60kgですが、実用的には15〜20kgが目安です。シートバッグは50L以上、テントは収納サイズ60cm以内・3〜4kg以下を選ぶと積みやすくなります。
Q. グループキャンプの持ち物分担はどうすればいい?
リストを「個人用」と「共用」に分け、タープ・コンロ・テーブルなどの大物は誰が持つかを出発3日前までに確認するのが鉄則です。詳しくはグループキャンプの装備で解説しています。
Q. カップルキャンプで道具は2セット必要?
全部を2つ買う必要はありません。テント・タープ・クッカーは2人サイズを1つ共用し、チェア・マグ・食器・マットなど体に触れる個人用ギアだけ2つ揃えるのが効率的です。詳しくはデュオ・カップルキャンプの装備をご覧ください。
まとめ:スタイルが決まれば、道具選びの迷いは消える

基本の装備はどのスタイルでも同じ。違うのは「サイズと量」、そして運べる重さの上限です。まず「誰と行くか」「車で行くか」を決めてしまえば、テントの人数表記もテーブルの幅も自動的に絞り込めます。スタイルが固まる前の高額な一括購入だけは避けて、レンタルも使いながら自分のスタイルを見つけていきましょう。
道具ごとの選び方は、それぞれの詳しいガイドをご覧ください。
「じぶんのスタイルがきまったら、あとは歩きだすだけ…」
ダオン|CampDAOで生まれた公式キャラクター。
ランタンが大好きな、この講座の案内役。
スタイルが決まったら、次は一番大きな買い物「テント」を選びましょう。(初心者のテントの選び方)
キャンプ講座(全72回)
0章 はじめてのキャンプへ5/5公開
1章 道具を選ぶ15/15公開
- キャンプ道具は何から揃える?初心者が最初に買うべき優先順位【必要なもの一式】
- ソロとファミリーで全然違う!スタイル別キャンプ道具の揃え方【初心者向け】今ここ
- 初心者のテントの選び方|種類・サイズ・失敗しない5つのポイント
- タープの種類と選び方|初心者はヘキサとレクタどっち?
- 寝袋(シュラフ)の選び方|季節・温度・形で決まる【初心者向け】
- キャンプ用スリーピングマットの選び方|R値・厚み・種類を初心者向けに解説
- キャンプテーブル・チェアの選び方|ハイ・ロースタイルの高さで決まる
- ランタンの選び方|初心者はLED・明るさで選ぶ
- バーナー・コンロの選び方|初心者向けシングル/ツーバーナー
- クッカー・カップの選び方|素材と人数で選ぶ
- キャンプナイフの選び方|用途別の種類と最初の1本
- 焚き火台の選び方|サイズ・素材・後片付けで選ぶ
- クーラーボックスの選び方|保冷力・容量・タイプで選ぶ
- あると便利な小物・その他の道具|快適さが増す必携リスト
- ポータブル電源の選び方|キャンプで必要な容量・出力・電池の見分け方
2章 準備する13/13公開
3章 設営する13/13公開
4章 楽しむ6/10公開
- 焚き火のやり方完全ガイド(準備・着火・後始末)
- 薪の種類と選び方・組み方
- キャンプコーヒーの淹れ方と楽しみ方
- 星空・夜キャンプの楽しみ方
- ハンモックのある過ごし方
- スマホでOK!キャンプ写真の撮り方
- 雨の日キャンプの過ごし方と対策近日公開
- ソロキャンプの楽しみ方近日公開
- ファミリーキャンプで子どもと楽しむアイデア近日公開
- キャンプ仲間の作り方(グルキャン・コミュニティ)近日公開
5章 料理する1/10公開
- キャンプ飯の基本(道具・段取り・献立の考え方)
- 初めてのキャンプの献立プラン(1泊2日モデル)近日公開
- メスティンレシピ(炊飯と自動調理)近日公開
- ホットサンドメーカーレシピ近日公開
- スキレットレシピとシーズニング近日公開
- 焚き火料理入門(ホイル焼き・串・網焼き)近日公開
- キャンプBBQの基本と食材準備近日公開
- キャンプの朝ごはん近日公開
- 寒い日にうまい鍋・スープ料理近日公開
- 後片付けと食材の衛生管理近日公開
6章 マナー・安全・撤収0/2公開
- キャンプ場のマナー完全ガイド|初心者が嫌われないルール近日公開
- 帰宅後の手入れ|濡れたテントを限られたスペースで乾かす・しまう近日公開
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