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キャンプ/アウトドア.JP

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キャンプの始め方から仲間づくりまでを支える入門メディア。初心者向けの入門カリキュラムと、キャンプ×web3.0コミュニティ「CampDAO」を運営しています。

積み方をマスターする

キャンプを始めようと道具を揃えたものの、いざ出発の朝になって「車に荷物が入りきらない!」と慌ててしまうのは、初心者あるあるです。キャンプ道具の積載 積み方は、よく「テトリス」に例えられるほど奥が深く、適当に詰め込むと後で大変な思いをすることになります。

初心者代表のあかりも、最初は荷造りでパニックになり、出発時間が大幅に遅れてしまった経験があります。しかし、基本のルールさえ知っていれば、誰でもパズルを解くように美しく、そして安全に荷物を収めることができます。今回は編集長のしんたろーが、効率的な積載のコツを徹底解説します。案内役のダオンと一緒に、ストレスのない出発を目指しましょう。

キャンプ道具の積載方法のイメージ
あかりあかり

道具を詰め込むとすぐ車がいっぱいになるのですが、何かコツはありますか?

しんたろーしんたろー

細かな道具をそのまま積まず、四角い収納ボックスにまとめるのが鉄則だよ。僕もいつもこうして整理しているんだ。

ダオンダオン

じゃあ箱は大きい方がいいの?

しんたろーしんたろー

大きすぎると重くて運べないからね。50リットル前後の箱を2〜3個使うのが最適だよ。

道具を車に効率よく積むコツ

キャンプ道具を車に積む際、初心者が最も陥りやすい失敗は「家にあるものを、手当たり次第に車へ運んでしまう」ことです。細々とした道具をそのまま積み込むと、車内でバラバラになり、無駄なデッドスペースが大量に生まれてしまいます。これを防ぐための最大のコツは、道具を四角い箱にまとめることです。

収納ボックス(コンテナ)を活用すれば、車の荷室という四角い空間に対して、ブロックを積むように効率よく配置できます。編集長のしんたろーが調査したところ、初心者のうちは大きすぎる箱を1つ買うよりも、50リットル前後のボックスを2〜3個用意する方が、持ち運びやすく車への収まりも良いことが分かっています。

収納ボックスには大きく分けて「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」があります。これらは素材と用途が異なるため、自分のスタイルに合わせて選びましょう。

写真 タイプ 特徴 初心者度
ハードコンテナの代表例: リス トランクカーゴ TC-50S ハードコンテナ 頑丈で椅子やテーブルにもなり重ねやすい ◎最有力
ソフトコンテナの代表例: アルバートル マルチギアコンテナ M ソフトコンテナ 布製で軽く使わない時は折りたためる ○2台目

頑丈で重ねやすいハードコンテナ

ハードコンテナの代表例: リス トランクカーゴ TC-50S
頑丈で重ねやすいハードタイプ(写真はリス トランクカーゴ TC-50S

プラスチック樹脂などで作られた硬い箱です。非常に頑丈で、上に重い荷物を重ねても潰れません。フタが平らなモデルを選べば、キャンプ場でちょっとしたテーブルやイス代わりにもなるため、荷物を減らすことにも繋がります。車の一番下に土台として積むのに最適です。

形が柔軟に変わるソフトコンテナ

ソフトコンテナの代表例: アルバートル マルチギアコンテナ M
布製で軽いソフトタイプ(写真はアルバートル マルチギアコンテナ M

厚手の布やポリエステルで作られた収納バッグです。ハードコンテナと違い、中身の形に合わせて多少膨らんだり凹んだりするため、車のちょっとした隙間に押し込みやすいのが特徴です。また、キャンプが終わって中身が空になれば、ペタンコに折りたたんで収納できるのも大きなメリットです。

キャンプ道具の積載方法のイメージ

重い物を下・使う物を手前に置く

車に荷物を積むときの鉄則は、「重いものを下、軽いものを上」にすることです。これは単に積みやすいからという理由だけでなく、安全に運転するための重要なルールです。

テントやペグ(テントを固定する杭)、クーラーボックスなどは、1つで10kgを超えることも珍しくありません。これらを上に積んでしまうと、車の重心が高くなってカーブで車体がふらついたり、急ブレーキを踏んだ時に重い荷物が前に飛んできたりする危険があります。また、下敷きになったランタンなどの壊れやすいギアが破損する原因にもなります。

重いものを下にして重心を安定させる積載バランスの図解
重いものを下にして重心を安定させる積載バランスの図解

重いギアは床面に密着させる

クーラーボックス、テント、ペグを入れた工具箱、飲料水などは、必ず荷室の一番下(床面)に配置します。これらが車の土台となることで、走行中の揺れに対しても荷崩れしにくくなります。初心者代表のあかりも、重いクーラーボックスを下に置くようにしてから、運転中のガタガタ音が劇的に減ったと驚いていました。

軽いギアは上部に積む

寝袋(シュラフ)や着替えを入れたバッグ、ウレタン製の軽いマットなどは、一番上に積みます。これらは万が一崩れて落ちてきても怪我のリスクが低く、他の道具を傷つけることもありません。重さのバランスを意識するだけで、積載の安定感は格段にアップします。

キャンプ道具の積載方法のイメージ

積む順番と降ろす順番を逆にする

あかりあかり

重い荷物はどこに置くのが正解なのでしょうか?

しんたろーしんたろー

重い物は車の下段、使う頻度が高い物は手前に置くのが基本だよ。この配置を意識してみてね。

ダオンダオン

でもそれだと奥の荷物が取れなくない?

しんたろーしんたろー

使う順番を考慮して配置すれば、奥の荷物を動かす手間は最小限に抑えられるよ。

積載において「重さ」と同じくらい重要なのが「使う順番」です。初心者がよくやってしまうのが、「家から運び出しやすい順」に積んでしまうこと。これをすると、キャンプ場に着いていざテントを張ろうとした時、テントが荷室の一番奥(後部座席の背もたれ側)にあって、手前の荷物をすべて地面に降ろさなければならなくなります。

これを防ぐためには、「現地で最初に使うものを、最後に車に積む(一番手前に置く)」という逆算の思考が必要です。出発前に、一度すべての荷物を車の前に並べ、積む順番をシミュレーションしてみましょう。

キャンプ場に着いて最初に使うもの

到着してすぐに行うのは「設営」です。グランドシート(テントの下に敷くシート)、テント本体、タープ、ペグ、ハンマーなどは、バックドアを開けてすぐ取り出せる手前側に配置します。また、設営中に一息つけるよう、チェアだけはすぐ出せる隙間に入れておくのも、案内役のダオンおすすめのテクニックです。

家に帰ってから最初に片付けるもの

意外と忘れがちなのが、帰宅後の片付けです。クーラーボックス(残った食材や保冷剤の処理が必要)や、汚れた衣類などは、家に帰ってすぐに取り出したいアイテムです。撤収して車に積む際も、これらが手前に来るように意識すると、帰宅後の疲れた体への負担を減らすことができます。詳しくは寝袋(シュラフ)の選び方で解説しています。

キャンプ道具の積載方法のイメージ

隙間を埋めて荷崩れを防ぐ

ダオンダオン

積む順番と降ろす順番って逆にすればいいの?

しんたろーしんたろー

その通りだよ。キャンプ場に到着して最初に使うものほど、最後に積み込む必要があるんだ。

あかりあかり

それだと出発前に全部考えておかないといけませんね。

しんたろーしんたろー

設営順をシミュレーションして、逆算で積み込むだけで現地での動きが劇的に変わるよ。

大きな箱や重い荷物をパズルように配置しても、どうしても車内にはデッドスペース(隙間)が生まれます。この隙間を放置したまま走行すると、カーブを曲がるたびに荷物がスライドしてぶつかり合い、破損や荷崩れの原因になります。隙間は徹底的に埋めるのが積載の基本です。

ただし、硬いもので無理やり隙間をこじ開けるのはNGです。車の内装に傷がついたり、窓ガラスを割ってしまったりする恐れがあります。隙間埋めには、形が自由に変えられる柔らかいアイテムを活用しましょう。

柔らかいアイテムを緩衝材にする

寝袋、ブランケット、タオル、着替えの入った柔らかいバッグなどは、最高の緩衝材になります。コンテナとコンテナの間や、荷物と窓ガラスの隙間にこれらをギュッと押し込むことで、荷物全体が固定されて走行中もガタガタと音が鳴らなくなります。「柔らかいものは最後まで積まずに取っておき、隙間埋めに使う」のが賢い方法です。

後方視界の確保と電子インナーミラー

荷物を天井ギリギリまで高く積むと、ルームミラーで車の後ろが見えなくなってしまいます。これは後退時や車線変更時に非常に危険です。必ずバックミラーの視界が通るトンネル状の隙間を空けておきましょう。

もし「どうしても荷物が多くて後ろが見えなくなる」という場合は、「電子インナーミラー」の導入を検討するのも手です。これは車の後ろに付けたカメラの映像をルームミラーに映し出す機能のことです。最近の車には最初から付いていることも多く、荷物で視界が塞がれていても安全に後方確認ができます。カー用品店で後付けできるタイプも売られているので、自分で測る必要もなく手軽に導入できます。

キャンプ道具の積載方法のイメージ

後部座席と荷室の使い分け

あかりあかり

荷物を積むと隙間が空いてしまうのですが、どうすればいいですか?

しんたろーしんたろー

隙間には寝袋や毛布のような柔らかい物を詰め込んで荷崩れを防ぐのがおすすめだよ。

ダオンダオン

硬い箱ばかりだと隙間はどうなるの?

しんたろーしんたろー

ハードケースの間にソフトコンテナを挟み込むと、柔軟に形が変わって隙間を埋められるよ。

車の種類によって、積載の戦略は大きく変わります。例えば、見た目が大きくてアウトドアに強そうなSUVですが、実はタイヤ周りの出っ張りがあったり、天井が低かったりして、意外と荷室(トランク)が狭い車種も少なくありません。一方で、ミニバンは床が低く天井が高いため、圧倒的な積載量を誇ります。

荷室だけで荷物が収まりきらない場合は、後部座席の足元や、座席の上も有効な積載スペースとして使い分ける必要があります。

車種別の積載スペースの違い

2〜3人でのキャンプなら、後部座席の片側を倒して長い荷物(テントのポールなど)を積むことができます。しかし、4人乗車となると座席を倒すことができません。その場合は、後部座席の足元(人が座った足の間のスペース)に、柔らかい着替えのバッグや、小型のクーラーボックスを置くことで、荷室の負担を減らせます。

それでも入りきらない場合は、「ルーフキャリア」の出番です。これは車の屋根の上に取り付ける荷物置き場のことです。箱型のケースを取り付ければ、寝袋などの軽いものを屋根の上に逃がすことができ、車内を広々と使えます。

雨撤収に備えたスペース作り

編集長のしんたろーが初心者に必ず伝えているのが、「帰りの荷物は、行きの荷物より1.2倍に膨らむ」という事実です。綺麗にたたまれていたテントも、撤収時は空気が入ってかさばります。特に雨が降った場合は最悪で、濡れて泥だらけのテントを綺麗にたたむことは不可能です。

そのため、行きは車内の積載スペースに20%ほどの余裕を持たせておくことが重要です。また、濡れたテントをとりあえず突っ込める大きな防水のゴミ袋(90Lサイズなど)を数枚用意しておき、他の綺麗な荷物と分けて積めるスペースを想定しておきましょう。

キャンプ道具の積載方法のイメージ

車がない場合の運び方はこちらへ

ここまでは車への積載を前提に解説してきましたが、車を持っていなくても、電車やバス、あるいはレンタカーやカーシェアを利用してキャンプを楽しむ初心者はたくさんいます。車がない、あるいは荷室が非常に狭いコンパクトカーでキャンプに行く場合、最も重要なのは「ギアをいかにコンパクトで軽量なものにするか」です。

家族用の巨大なテントや、重い木製のテーブルは持ち運べません。登山やツーリング(バイクキャンプ)向けに作られた、手のひらサイズに収まる道具を選ぶことで、バックパック1つやキャリーワゴンだけで身軽にキャンプへ行くことが可能になります。

コンパクトなテント選び

コールマン ツーリングドームLX

車がない場合、テントの収納サイズは命綱です。大人2人が寝られるサイズでありながら、バイクの荷台にも積めるほどコンパクトに収納できるドーム型テントがおすすめです。ポールが短く分割できるタイプを選ぶと、大きめのリュックにもすっぽり収まります。

持ち運びやすいチェアとテーブル

キャンプ場でリラックスするためのチェアも、折りたたみ式ではなく「組み立て式」を選びましょう。骨組みをバラバラにして布地で巻くタイプなら、2Lのペットボトル程度のサイズになり、積載スペースを劇的に節約できます。テーブルも、天板が蛇腹状にパタパタと折りたためるアルミ製が軽量で持ち運びに便利です。

キャンプ道具の積載方法のイメージ

よくある質問(Q.形式)

Q. クーラーボックスはどのサイズが積みやすい?

1〜2泊のソロや少人数なら、25L前後が絶妙なサイズです。これ以上大きいと車の荷室の大部分を占領してしまい、他の荷物が積めなくなります。夏場は保冷力が重要なので、ハードタイプが安心です。

Q. 撤収時に荷物が車に入らなくなるのはなぜ?

行きはメーカーが機械で圧縮して箱詰めした状態ですが、一度使うと空気が入って元のサイズに戻らないからです。特に寝袋やテントは膨らみやすいので、行きは積載率80%に抑えるのが鉄則です。

Q. テントはルーフキャリアに積んでもいい?

テントは非常に重いため、車の屋根(ルーフ)に積むのはおすすめしません。屋根に重いものを載せると車のバランスが悪くなります。ルーフキャリアには寝袋やマットなど、軽くてかさばるものを積みましょう。

Q. 荷室が狭いコンパクトカーでもキャンプに行ける?

十分可能です。ただし、大きな収納ボックスは使わず、柔らかいソフトコンテナやバックパックに荷物を小分けにし、後部座席の足元などの隙間をパズルように埋めていく工夫が必要です。

この記事のまとめ

キャンプ道具の積載方法のイメージ

キャンプ道具の積載は、最初は難しく感じるかもしれませんが、ルールを知れば誰でも上手にこなせるようになります。今回ご紹介したポイントを最後におさらいしましょう。

  • 四角い収納ボックスを活用してデッドスペースを減らす
  • 重心を安定させるため、重いものは下、軽いものは上に積む
  • キャンプ場に着いて最初に使うもの(テント等)は手前に置く
  • 寝袋などの柔らかいもので隙間を埋め、荷崩れを防ぐ
  • 撤収時は荷物が膨らむため、行きはスペースに余裕を持たせる

出発の朝に荷物が積めなくてパニックになるのを防ぐため、まずは「持ち物リスト」を作成し、前日のうちに一度車へ積み込むシミュレーションを行っておくのが最大のコツです。編集長のしんたろーも、この事前準備のおかげで何度も救われてきました。

綺麗に積載された車を見ると、それだけでキャンプへのワクワク感が高まります。安全運転で、楽しいキャンプに出発してください!

キャンプ道具の積載方法のイメージ
ダオン

きれいに積めると、キャンプに行くのがもっと楽しみになりますね…

ダオン|CampDAOで生まれた公式キャラクター。この講座の案内役。

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